不眠症

不眠症とは

不眠症とは、「眠ろうとしてもなかなか寝付けない」「夜中に何度も目が覚める」「朝早く目が覚めてしまう」「眠っても疲れが取れない」など、睡眠に関する問題が続き、日中の生活に支障をきたしている状態を指します。

不眠の原因はさまざまで、環境の変化やストレス、生活リズムの乱れのほか、うつ病や不安障害、アルコールや薬の影響、身体的な疾患(呼吸器や神経の病気など)に関連して起こることもあります。

このような症状があったらご相談ください

  • 布団に入ってもなかなか眠れない(入眠困難)
  • 夜中に何度も目が覚めてしまう(中途覚醒)
  • 朝早く目が覚めて、その後眠れない(早朝覚醒)
  • 十分な睡眠をとっているのに日中に強い眠気がある
  • 朝起きるのが辛くて、仕事や学校に遅刻してしまうことが多い
  • 会議や授業、運転中などに意図せず眠ってしまう
  • 寝ても疲れが取れず、集中力や意欲の低下を感じる

このような症状が長く続くと、心身の健康に悪影響を及ぼすことがあります。睡眠の問題は、ストレス、うつ病、不安障害、身体の病気などが背景にあることもあります。つらい眠りの悩みをひとりで抱え込まず、まずはご相談ください。

不眠症の治療

不眠症の治療は、原因や症状の程度に応じて異なります。精神科では以下のような方法を組み合わせて行います。

1.生活習慣の見直し

  • 決まった時間に起きる
  • 就寝前のスマートフォンやカフェインを控える
  • 適度な運動やリラックス法の取り入れ

2.精神療法・カウンセリング

  • 「眠れない」という不安や睡眠に対する認知のしかたを見直し、改善していく方法です。

3.薬物療法

  • 睡眠導入剤や抗不安薬などを使用し、睡眠のリズムを整えます。最近では依存性の少ないタイプの薬も使われています。

 

不眠は多くの方が経験する症状ですが、放置すると心の健康にも影響を与えることがあります。当院では、医師や臨床心理士、看護師など多職種が連携しながら、安心して眠れる毎日を取り戻すお手伝いをしています。お気軽にご相談ください。

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